美味しいロケ現場
映画に惹かれてフランスへ。
フルコースのロケご飯と魅力ある人間たち・・・
機材屋での研修
DATE : 2008-06-23-Mon  Trackback 0  Comment 1
照明パートを離れ、カメラを扱う撮影部へと完全に移動してからしばらく、仕事がほとんどなくなって途方に暮れた。専門学校の3年間も無事に修了してしまい、学生ビザ延長のために大学に編入するも、「映画の現場で仕事をしたい」という動機でフランスに残っているはずが、「ビザのためだけに登下校を繰り返す」という悪循環にはまりこんでしまった。何とか前期の試験までは辛抱して通い続けたが、のびのびと現場に入っていく専門学校の友人たちを羨ましく眺め、「なぜ僕だけが、外人であるが故にこんな苦い思いをせねばならんのだ」と強く感じるようになってきた。

Numericable のCM
横長のセットで…

そんな頃である。カメラ・メーカー最王手PANAVISION、レンタルハウスでの研修の話がきた。星の数ほどあるフランスの映画学校、そこで撮影を学ぶものなら誰もが一度は履歴書を送る名門。照明のアシスタントとして現場で働き始めた2006年から、何度も履歴書を持ち込んでは断られてきたのだ。

ただ、僕にはこれを躊躇する理由があった。一ヶ月の不登校は、来年度の学生ビザ更新を断念することを意味する。海外生活での第一の大きな壁は、「学生から長期滞在者へ」の身分変更であり、この時点で僕には、何の当てもなかった。残りの半年で、何かきっかけが見つかるだろうか。これが一番の賭けとなる点であった。

それに加え、現実的な問題として、一ヶ月の無給研修を受け入れるのは苦しかった。電車賃も、食費も、何も出ない。この研修、色々な見方があるが、一言で言ってしまえば、「機材屋に一ヶ月間公式に居座ることが出来る」というプログラムである。確かに僕の担当者は存在するが、彼らが僕にはりついて何かを教えてくれることはない。機材屋で行われる全ての活動を妨げない範囲で、自主的に観察することで学ぶ、これが研修の一日である。

Numericable のCM
横移動… すること120回以上。

気が進まないまま開始した研修だったが、それまでに見てきた全ての撮影の総復習として大変勉強になったし、多くの技術者との再会の場となった。そして研修の最終週、期間中に出会った撮影助手に誘われ、CMの撮影現場へと再び足を踏み入れることにつながった。不安は拭えない。大学を中退するという決断は、海外生活の終止符を打つことと同義語かもしれない。

ただ、現場に入ることを夢見てここまでやってきたので、やっと転がり込んできたチャンスを、みすみす見送るようなことは出来なかった。新学期が始まり、友人の中には「登録くらいはしておけ」「試験くらいは出ておけ」と忠告てくれる優しい者もいたが、やっと仕事が始まったという歓喜に逆らうことなど到底できず、電話が鳴るたびに、雨の日も風の日も、僕はカメラのある場所に足を運んだ。

できあがりはこちら。アシスタントとして参加した Numericable のCMです。div>
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コメント

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@音三昧 | URL | 2008-08-09-Sat 13:04 [EDIT]
はじめまして^^
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宜しければ私のところにも遊びに来てくださいね♪

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